相模原クラブ「さいきんのニュース」集

神奈川県クラブチーム対抗戦、初優勝

2004年11月、相模原市制が50周年を迎えた記念すべきときに、 我々・相模原クラブは第6回神奈川県クラブチーム対抗戦で優勝を飾りました。 第2回から参加してきた我々はかつて準優勝の経験はありましたが優勝の経験はなし。 オープン参加の3チームを加えた、県内クラブチーム12チームが参加した今回の大会で、 チーム史上初の優勝を果たしました。
なお、MVPには当チームから溝口揚三選手が選ばれました。


11月12日(金)

大会初日が雨天中止となり、我々の試合日程も変更との連絡が回る。


11月13日(土)

大会初日。関口・亀山両マネージャーの大会運営手伝いの他、古舘主将・山口スコアラーら、 数名が相模原球場で観戦。新チームの国際総合伊勢原クラブ・旭中央クラブ・小田原フレンドリークラブを見る。 我々の初戦(2回戦)の対戦相手は横浜DWBCに決まる。1回戦で26点の大量得点。 そして2回戦の先発投手は左腕・園田との予想(結果的にはたまたま当たる)。


11月14日(日)

地元・相模原球場での第2試合に登場。

2004年11月14日 相模原球場 2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
横浜DWBC 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2
相模原クラブ 1 2 1 2 0 0 0 1 × 7
  • (D):●園田、野澤、西田-西澤、近藤
  • (相):○飛弾、S川崎-下里
  • 本塁打:(相) 溝口(2ラン)
  • 二塁打:(D) 馬場、(相) 田山・古舘

初回、先発の飛弾が打ち込まれ、3番・荒井の適時打で1点を失ってなお2死満塁の危機を迎えたがなんとかしのぐ。 その裏、2死満塁から下里の押し出し四球で追いつくと2回には1死1.3塁から田山の左中間への 2点適時2塁打で勝ち越し。3回に坂井の右前適時打、4回に地元出身・在住の溝口が左中間に飛び込む2点本塁打を放ち 相手先発・園田をKO。投げては飛弾が2回以降立ち直り、打たせて取る投球。 6回に連打で迎えた無死1.2塁の危機も無失点に抑えた。打線はその後、相手2番手投手・野澤の前に 沈黙したがこちらも2番手の川崎が好投。最終回に勝ち急いだか1点を失ったものの、 リードに守られて逃げ切った。両チーム無失策の試合をしっかりと制した。


11月20日(土)

神奈川工科大棚沢グラウンドで自主練習。前日の雨でグラウンドが使えるか心配されたが なんとかなる。


11月21日(日)

大会2回戦2試合が行われ、マルユウベースボールクラブが横浜金港クラブに勝利し、 ウィーンベースボールクラブが京浜野球倶楽部に勝利したとの連絡が入る。


11月27日(土)

7時過ぎに中井中央公園野球場に集合。初めて来る球場だが、なかなかきれいで立派な球場。 第1試合で全川崎クラブとの準決勝戦に臨む。


球場風景
青い空に加え、富士山も見える

2004年11月27日 中井中央公園野球場 準決勝戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
相模原クラブ 1 2 1 0 0 0 0 0 1 5
全川崎クラブ 1 0 0 0 0 3 0 0 0 4
  • (相):新堀、○川崎-下里
  • (川):佐藤、●石渡-志村
  • 三塁打:(相) 坂井、(川) 鈴木
  • 二塁打:(川) 鈴木

相手は、我々の予想を覆し、昨年まで当チームに在籍した佐藤が先発。佐藤との初対戦となった。 初回に1死1.3塁から溝口の右前適時打で幸先よく先制。すぐに追いつかれたが 2回に1死2塁から坂井の右越適時3塁打と新井敏の中犠飛で2点。3回に無死2塁からの 金井の左前適時打で追加点。早々に佐藤をKO、2試合連続で左腕投手を前半でKOした。 先発の新堀は5回まで1失点の好投を見せていたが6回に四球・犠打失策・死球で無死満塁の危機。 右犠飛に送球の失策が絡んで2失点。さらに1死3塁からの二ゴロが本塁野選。 守備が乱れて無安打で3点差を追いつかれた。7回から2番手・川崎につないで 防戦を続けるも打線も4回から登板した相手2番手・石渡を打ちあぐね、8回2死1.2塁の 勝ち越し機も古舘が凡退。我慢比べが続いたが決着は思わぬ形でついた。 9回表、1死2塁から坂井の三遊間への内野安打に失策(悪送球)が重なって待望の1点。 その裏、2死から相手9番・鈴木にあわや同点本塁打という左中間3塁打を打たれ、一打同点の危機を迎えるも 相手1番・大高下を打ち取り、辛うじて逃げ切った。双方、守備のミスが失点に結びついた 一戦となった。


先発・新堀

2番手・川崎

クリーンアップ登場
金井・溝口・古舘

準決勝第2試合では、ウィーンベースボールクラブ・草野投手、マルユウベースボールクラブ・村松投手の 投手戦となったが、3-2でウィーンベースボールクラブが勝利。決勝戦の相手が決まった。

2004年11月27日 中井中央公園野球場 決勝戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ウィーンベース
ボールクラブ
0 3 1 0 0 1 4 0 0 9
相模原クラブ 2 2 0 0 0 0 1 8 × 13
  • (W):草間、青木、●落合、草野-堀内
  • (相):飛弾、菊地、石井、○川崎-下里
  • 本塁打:(W) 佐藤正(ソロ)
  • 三塁打:(W) 大滝、(相) 溝口
  • 二塁打:(相) 溝口・岩澤

初回、先発の飛弾が立ち上がりに苦しみ、1死満塁の危機は迎えるが併殺で無失点。 その裏、2死満塁から連続押し出し四球で2点を先制した。しかし2回戦で2回以降立ち直った飛弾が 2回にも苦しみ5安打を集中されて3失点。それでも打線が2回途中で相手先発・草間を早々にKOし、 2死2.3塁から溝口の左越2点適時2塁打で再逆転するなど打撃戦の様相を呈した。 3回に相手5番・佐藤正の本塁打で追いつかれ、打線は3回以降も毎回塁上をにぎわすも無得点。 打撃戦の雰囲気は残しながらも得点は膠着した。

6回表、2死1.3塁の危機から捕手・下里の1塁牽制悪送球で1点を献上。 7回には、5回から登板していた菊地が失策と安打で無死満塁の危機を迎え、石井にスイッチ。 捕逸と連続四球で2点献上し、なお無死満塁で連投の川崎にスイッチ。2死までこぎつけるも 適時打・押し出し四球で2点を失った。反撃したい打線は7回に下位打線に代打攻勢をかけ、 2死1.2塁から新井幸の適時打で1点返すも続く満塁の好機は金井が凡退。攻めても攻めきれない 展開が続いたが8回、相手2番手・青木が降りて落合にスイッチしたところで状況が一変。 1死1.2塁から、代打からそのまま守備についていた岩澤が右翼線2塁打、坂井死球、代打のあと守備から入っていた望月が 三遊間安打で2点返して落合をKO。代わった草野から新井幸四球、田山中前安打、金井四球で ついに逆転を果たし、仕上げは4番・溝口が満塁の走者一掃の左中間3塁打。 1死1.2塁から打者7人がアウトなしでつなぎ、一挙8点の大逆転を果たした。 9回は川崎が3人で締めて逃げ切り。初優勝を飾った。



勝利の瞬間、マウンドに集結

胴上げ風景

胴上げそっちのけでカメラの前に
(登石・神藤・中村・坂井)

「優勝」。少年野球の市大会以来の者、無名大学リーグの下部以来の者、甲子園出場を決めた 県大会以来の者、優勝自体が初めての者、いろいろいましたが、各メンバーにとって 貴重な経験となりました。


コメント


雨天による日程変更等にも関わらず、応援に駆けつけていただいた方々、ありがとうございました。 初戦は地元・相模原球場での試合となりましたが快勝をお見せすることができてよかったと思います。 公式戦でなかなか結果が出ずに苦しい戦いが続いた本年でしたが、この大会を優勝できたことは ナイン一同、大変うれしく思っております。来年もさらなる飛躍を目指したいと思いますので 今後ともよろしくお願いいたします。

以上、本記事は山口陽三がお伝えいたしました。写真は亀山マネージャーおよび山口によります。


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