相模原クラブ「さいきんのニュース」集

「7.6 いざ大宮」
一つになった魂は富士の高みを越えた
苦難の時代にサヨナラ、悲願の全国大会出場


2008年7月6日、我々・相模原クラブは第33回全日本クラブ野球選手権大会本大会への、 初の出場を決めました。

5月の神奈川県予選を1位で通過し、第1代表として臨んだ南関東地区予選(2年連続4度目の出場)は 7月5・6日に埼玉県の県営大宮球場・市営大宮球場にて行われました。 他県の代表チームとの熾烈な戦いに大変苦しみましたが、 2回戦から入った我々は、7月6日に県営大宮球場にて行われたダブルヘッダーを連勝する ことができ、チーム創部13年目で初の全国大会出場となりました。

2008年7月6日 県営大宮球場 2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
一球幸魂倶楽部
(埼玉代表)
0 1 0 0 0 1 0 0 0 2
相模原クラブ
(神奈川第1代表)
0 1 0 0 0 0 0 0
(9回コールド)

2回表に中軸の適時打で先制されるもこの1点はすぐにその裏1死3塁、左投手対応もあって起用された 田中の犠飛で返す。その後は一球幸魂は3・5回と先頭打者を出しながら無得点。相模原も4回2死1.3塁、 5回1死1.2塁をものにできない。6回表、一球幸魂は1死満塁の好機を作り、内野ゴロ併殺崩れで勝ち越し。 7回表も3塁打で1死3塁とされるなど押され気味の展開。7回裏には先頭・古舘が執念の ヘッドスライディングでつかんだ内野安打も、併殺で生かせず無得点。相手の堅い守備を崩せず 重苦しい展開のまま9回裏を迎えたが、先頭の松本が三遊間安打で出塁。 バントで起用された代打・松良が四球を選んで無死1.2塁。途中出場の越口がバントで送って1死2.3塁としたところで 一球幸魂は先発の山口から4番遊撃の新井にスイッチ。しかし押せ押せの雰囲気にも乗った相模原は 坂井の右前同点適時打、田山の右中間サヨナラ安打で一気の逆転サヨナラ勝利。 自ら崩れることはない、非常に辛抱強い相手チームに対し、追いかける展開となって 大変苦しんだものの勝利することができた。


先発の中屋謙

田中の打撃

2008年7月6日 県営大宮球場 代表決定戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
大富士BASEBALL CREW
(山梨第1代表)
0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2
相模原クラブ
(神奈川第1代表)
0 1 1 0 0 0 0 0 0
(延長10回サヨナラ)

第2試合で東京第1代表の強豪・WIEN'94に対して好投手の横瀬-仲野のリレーで勝ち上がった 大富士BASEBALL CREW。昨年の山梨県知事杯決勝戦以来の対戦で、当時は勝利しているが 相手の2本柱である横瀬・仲野と対戦しておらず、参考にはならない。
(ただし大変参考になる「関戸データ」はあった)

連投となった大富士・仲野から相模原は初回3連打で無死満塁の好機をつかむも島原三振、溝口投ゴロ併殺と、 中軸が打てず無得点。それでも2回に松本の3塁打と岩澤の犠飛で1点、3回に2死1.2塁から 溝口の適時打で1点。試合を優位に進めた。先発の新堀は3回に無死満塁の危機は迎えたが ここは1点でしのぎ、全体的に危なげない投球。それでも6回に1死3塁から犠飛で追いつかれ、同点のまま終盤に突入した。 7回表、1死2塁から継投した谷野が満塁まで危機を広げたものの無失点。 8回にも1死1.2塁の危機を迎えたが併殺で無失点。打線は7回から継投した相手の、 やはり連投となる横瀬を打ち崩せなかったが9回裏、先頭の越口が安打で出塁。 ここは無得点に終わったものの延長10回裏、先頭の新井が四球を選んで若林がバントで1死2塁。 相手ベンチはここで、無安打の4番・島原を敬遠して2安打の5番・溝口と勝負する選択に出るが ここで溝口が中前適時打。3回の1点のビデオテープを見るように、2走・新井が中堅からの 送球との競争でタッチをかいぐぐり、劇的ホームイン。ベンチから飛び出したナイン、本塁上の歓喜の塊。 全国大会出場を決めた瞬間だった。

相手の好投手に大変苦しんだ試合だったがこちらの投手陣の踏ん張りに、最後に打線が応えることができた。


先発の新堀

松本の打撃

歓喜の塊

岩永監督胴上げ
(こっち向かないで持ち上げろよ)
重いんだし...

2008年7月6日。相模原クラブの長い一日は、忘れられない、今までで最高の記念日となった。


コメント

溝口 大きな目標を成し遂げてうれしい。
全国大会に行けたのは監督、陽三さん、応援してくれたレディース、
支援いただいている代表、みなさんのおかげもあった。
チーム一丸となって1勝でもできるようにがんばりたい。
田山 久々の山口。色んな意味で楽しみたい。
古舘 苦節13年、長かった。初戦の勝利のあと、ベンチ(25人枠)をはずれた
選手もすごくうれしそうにしてくれていたのが印象的だった。
新井 試合に出られなかった人も含めて一丸になれた。(涙)
全国大会では神奈川のチームの分もがんばりたい。
阿部ちゃん・辻間、ゴメンね。
新堀 Yes!
岩澤 念願の全国大会出場が決まってうれしい。
これに満足せず、全国でも優勝目指してがんばりたい。
坂井 全国大会に行ってもがんばります。
島原 準備中
谷野 まず一勝。
越口 全国の舞台で一発かまします。
松良 (無言)
松本 全国も打ちます!
田中 人生初めての全国大会出場、うれしいです。
少しでもチームに貢献できるようにがんばります。
中屋謙 入部1年目でこんなすごい経験ができるなんてラッキー。
川崎 調整中
神藤 みんなで勝とう!
山口崇 これを話のタネに、営業がんばって売りまくります。
能美 チームのために、自分のために、応援してくれるみんなのために、
全国の舞台で、悔いの残らないように戦い抜きます。
石井 がんばります。
中屋和 全国でも一戦必勝!
長谷部 全国優勝目指してがんばります。
深堀 自分の野球人生の中で、初の全国!
高いレベルで野球を出来ていることが本当に幸せです!
竹内 一生に1度できるかどうかの経験。その場にいられてうれしかった。
関戸 何もしておらず、コメントできる立場にありません。
栗原 感謝の気持ちでいっぱいです。
尾崎 うれしいです。最高です。
金子 この調子で全国優勝。
深草 自分自身も初めてなのでがんばります。
スタッフ
岩永 苦節13年の部員もいれば、今年の入部でいきなりいい経験できた部員もいる。
でもこれがチーム。苦しんだ歴史があって今回のことがある。
ベンチに入れない選手、試合に出られない選手、申し訳ないとも
思うけれど勝つことで次へのチャンスは広がってくる。
全国大会に「挑戦」しよう。
山口陽 本当のチームになれた気がする。各選手の見るベクトルが合ってきた。
誰かのミスがあっても他の選手がカバーできるようにもなってきた。
今回は自分も少し貢献できた気もするがそれも勝ったからこそ。
全国大会でも一つでも多く勝とう。(胴上げありがとう)


2005年のクラブ選手権南関東予選進出までは神奈川県内でもろくに勝つことができない、 苦しい時代が続いた当クラブでしたが、そのうっぷんを晴らすかのごとく、 1日2試合の連続サヨナラ勝利という劇的な形で、クラブ選手権全国大会への出場権を 獲得することができました。長きに渡りご声援・ご支援いただいた地域の方々や 支えてくださった家族の皆様に感謝申し上げたいと思います。

全国大会は8月8日(金)から山口県内、周南市および防府市にて開催されます。 「相模原」の名を全国の舞台にとどろかせるべく、奮闘してまいりたいと思います。 神奈川県および南関東地区を代表しての出場となりますので、 出場に喜ぶだけにとどまらず、代表として精一杯の戦いをしてまいります。 今後ともご声援、よろしくお願いいたします。

※なお、写真のほとんどは応援サイトから流用させていただきました。


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