相模原クラブ「さいきんのニュース」集

破顔一笑、万感百勝、全力優勝


2012年10月、我々・相模原クラブは第21回山梨県知事杯争奪 社会人クラブ野球関東甲信越大会で、2年ぶり3度目の優勝を飾りました。


10月5日(金)

前泊で山梨に入り、たまたま立ち寄った南アルプス市内のラーメン屋の店主が
相当、野球に詳しくて意気投合。
2003年に相模原クラブと対戦し、同年お亡くなりになった日産自動車・小沢投手の話でも意気投合。


10月6日(土)

2012年10月6日 櫛形総合公園野球場 1回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
長野好球倶楽部 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
相模原クラブ 0 0 1 0 1 0 0 0 × 2

恒例(有名)の攻守ジャンケン敗北で始まった試合ではあったが首尾よく先制。
3回に四球で出塁した溝口を河口の犠飛で還し先制。5回表、2死2,3塁の危機を新堀がしのぐと
その裏、安打で出塁した溝口を河口の犠飛で還し追加点。
6回表2死2,3塁、7回表1死3塁をしのぎ続けてきた新堀だが8回に3安打を集中され、1点差とされてなお2死1,3塁。
救援した田中が後続を断って辛勝した。
東海大相模高校の先輩・溝口が後輩・河口の2打点で2得点。この2点を守り切った。


野本の打撃

河口(27)・溝口(7)


10月7日(日)

2012年10月7日 櫛形総合公園野球場 2回戦
1 2 3 4 5 6 7
相模原クラブ 5 1 4 0 10 4 2 26
全桐生硬友クラブ 0 1 0 0 0 0 0 1
(7回コールド)

恒例(有名)の攻守ジャンケン敗北で始まった試合ではあったが試合は序盤から相手を圧倒した。
先発全員安打こそならなかったものの、先発全員得点・先発全員打点・先発全員盗塁と
ダイヤモンドを駆け巡り、公式記録担当の三菱重工横浜・小山田マネージャーに悲鳴を上げさせた。

長野県在住・在勤の竹内皓也元部員が長野から応援に駆け付けてくれた。


そびえる山々に向け、試合開始

トップ3、戦闘準備

当たっている溝口

なお、この日の勝利は相模原クラブにとって記念すべき勝利となった。
1996年の創部以来17年目にして公式戦通算100勝目となった
(神奈川工科大学杯・神奈川県クラブチーム対抗戦等、JABA大会ではないものも含む)。
創部以来3年間勝てず13連敗からスタート。
ようやくの初勝利は1999年クラブ選手権神奈川県予選1回戦で中村(卓)現コーチが京浜野球倶楽部に勝利した一戦。
2004年には借金(負け越し)32までふくらんだ当クラブが、なんとか100勝(110敗)に到達した。

勝利 敗北
1996年 0 4
1997年 0 4
1998年 0 4
1999年 2 5
2000年 1 5
2001年 3 7
2002年 2 6
2003年 3 7
2004年 4 5 うち、クラブ対抗戦3勝0敗
2005年 11 9 うち、クラブ対抗戦3勝0敗
2006年 10 9 うち、クラブ対抗戦5勝0敗
2007年 13 9 うち、あきる野市長杯1勝1敗
2008年 12 9 うち、あきる野市長杯0勝1敗
2009年 12 9 うち、神奈川工科大学杯0勝1敗
2010年 13 7 うち、神奈川工科大学杯1勝1敗
2011年 8 6 うち、神奈川工科大学杯1勝1敗
2012年 6 5 10月7日まで
うち、神奈川工科大学杯0勝1敗
100 110 JABA大会は86勝104敗

100勝目を記録した勝利投手は、創部前年の1995年に生まれた現役高校生・金井。
金井自身オープン戦も含めて入部初勝利。そして歴代20人目の公式戦勝利投手となるなど、 記録ずくめの日となった。

夕刻、エフエムさがみ「WildThing」に電話で生出演。

宿泊先での夕食バーベキュー風景

吉岡特製焼きそば

電話の向こうは不在の古舘


10月8日(月)


宿泊先、大広間での朝

試合開始を待つスタンド
新ベースボールTシャツ、連勝中

ウォーミングアップ中の新堀
相手してもらいたい愛息・恵太くん

試合前キャッチボール風景

小瀬の散水

たどり着いた「いい球場」。
3日前には高校野球の山梨県大会決勝戦が行われ、テレビ中継もされていた。
いい思い出のあるこの球場でいい結果を...。

2012年10月8日 小瀬球場 準決勝戦
1 2 3 4 5 6 7 8
宇都宮大OBクラブ 0 0 0 0 0 0 1 0 1
相模原クラブ 2 0 3 1 0 0 0
(8回コールド)

前日の偵察で皆で「いい投手だな」と印象を持った山崎投手が連投で登板。
ただし序盤から相手のミスもあり、得点を重ねてリード。
投げては1回戦で粘投した新堀がこの日も好投。終盤の7回に2安打で1失点、
8回も連打で危機を迎えはしたが最少失点で切り抜けた。


全力(百)一勝
Kose,Again

恵太くんとあやす森本マネ

円陣風景

生還した吉岡

2012年10月8日 小瀬球場 決勝戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
富士クラブ 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
相模原クラブ 0 2 0 2 0 0 0 0 × 4

2回にスクイズで1点先制されるもその裏、溝口適時打と奈良犠飛で逆転。
4回には1死満塁から岩澤の2点適時打で追加点。
先発の田中は7回まで長打も含む10安打を浴びるものの最少失点にとどめる。
終盤には大学の先輩である富士クラブ・両角投手と投げ合いになるもののこれを制した。
左翼・河口、中堅・野口と立て続けにダイビングキャッチで盛り立てた。

2年ぶり3度目となる山梨県知事杯優勝をつかみ、公式戦通算勝利数を102勝に伸ばした。


最優秀選手賞には決勝戦で完投勝利を挙げた田中が、打撃賞には4試合で13打数7安打4打点を記録した溝口が選出された。


閉会式前の整列

受賞風景

野口の胴上げ

得点板
(神奈川代表として優勝)
岩永監督
(優勝監督賞)

選手もがんばった、運もあった、
でも優勝したい気持ちが1番あったんだと思う。
自分としてもいろいろ勉強になる大会だった。
この優勝から来年に向けてどう取り組むかが大事。
田中
(最優秀選手)

ありがとうございました。
ビッグプレーなどみなさんがあってこそ。
野手のみなさんに感謝しています。
溝口
(打撃賞)

ひさびさですね。
打撃賞よりも、若手の力でチームが
優勝できたことがうれしかったです。


創部以来初勝利まで3年以上を費やし、その後もなかなか強くならない中でもがいてきたクラブ草創期。 徐々に戦力をアップさせて2008年のクラブ選手権全国大会初出場にこぎつけたものの 翌年からまたクラブ選手権神奈川県予選を勝ち抜けない苦悩の年月。 そんな中でもめげずに戦いを続けて積み重ねた公式戦通算100勝。 チーム最古参の37歳・新井が入部した時期には乳幼児だった早坂・金井らも遠征に帯同して 成し遂げた、感慨深い大会となりました。


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