平成14年 東京新大学野球連盟春季入れ替え戦

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平成14年6月8日 流通経済大学グランド 1・2部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
駿河台大(2部1位) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
杏林大(1部6位) 1 0 0 1 0 0 2 0 × 4

2年ぶりの入れ替え戦での顔合せとなったこの対戦だが、第1戦はやはり杏林大が 力の差を見せたような試合となった。

初回、駿河台大は先頭・大泉が安打で出塁するもこの無死1塁を併殺でつぶす。 するとその裏杏林大は2死無走者から伊藤優のソロ本塁打で先制と、対照的な立ち上がり。 杏林大は4回にも2犠打から作った1死1.3塁の好機に増田の適時打で2点目。 反撃を試みたい駿河台大が中盤、杏林大のエース・岩崎から走者もほとんど出せない中、 次の得点を取ったのはやはり杏林大。7回2死2塁から二宮・川井の連続適時打で2点を追加。 勝負を決めた。岩崎は相手の迫力ない打線にも助けられ、3安打1四球と 安定感抜群の投球で完封。打線も大技あり、小技ありで効果的に加点した。

駿河台大はエース・飯沼が多彩な変化球を駆使して孤軍奮闘の投球を繰り広げたが 及ばなかった。打線も初回の無死1塁を投ゴロ併殺でつぶして流れをつかみそこね、 2回に敵失から1死2塁とした以外は得点圏に走者を進めることさえできなかった。

平成14年6月9日 流通経済大学グランド 1・2部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
杏林大(1部6位) 1 0 0 0 0 0 1 2 1 5
駿河台大(2部1位) 0 1 1 1 3 0 0 0 × 6

(この試合の記事は東京理科大学・藤島由幸氏によるものです)

初回に川井の適時打で杏林大があっさりと先制したが、駿河台大もすぐ同点に追い付 くと3回に泉、4回には椿原がそれぞれ適時二塁打を放ちリードを奪う。また5回に は代わったばかりの相手投手の乱調(4四死球・3暴投・2捕逸)につけ込み、さら に3点を追加する。駿河台大の先発中島は前日の飯沼と同様、変化球を主体とした とにかく丁寧な投球を心掛ける。守備陣も確実に強い打球を放ってくる相手打線の前に 幾つかエラーをしてしまうものの、大泉・木下の二遊間を中心として必死に守り盛り 立てる。ピンチを招く度に野手とベンチが大声を上げてピッチャーを励まし、また中島も 時折マウンド上で吠えながら気迫を前面に出したピッチングを披露する。杏林大 は終盤になって球威が落ちてきたところを捕らえ、徐々に点差を縮めていく。 最終回も永井の適時二塁打で1点差とし尚も一打同点のチャンスを作ったが、 最後は中島の170球目となった渾身のストレートで三振に切ってとられた。

前日は走者がほとんど出ずに持ち味を発揮できなかった駿河台大だが、この日は得意 とする機動力野球が冴えた(盗塁5個・バントヒット2本)。 1死3塁でショート釜井の苦しい体勢からのバックホーム、2死2塁からのヒットで センター伊藤の好返球など本塁を踏ませまいとする意識の高い1部校の守備に阻まれ もしたが、足によるプレッシャーを常に与えたことが得点につながった。また選手 個々の力はそれほど強くなくてもチームが一つにまとまれば勝てるということを示し てくれ、他の2部校にも勇気を与える勝利につながった。この大きな1勝が、将来1 部と2部の間にある厚い扉をこじ開けるきっかけとなりそうだ。一方入れ替え戦の恐 さを充分に知り、今までは2部校が弱いチームだと感じても全力で潰しにかかり圧勝 してきた杏林大らしからぬ采配が投手起用において出てしまった。しかしそうは言っても、 まだ杏林大が優位であることに変わりはない。調子が良ければ創価・流通と いった強豪校をも抑えてしまう絶対的なエースの存在があるからだ。勝負は第3戦へ と持ち込まれた。

平成14年6月16日 流通経済大学グランド 1・2部入れ替え戦第3戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
駿河台大(2部1位) 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
杏林大(1部6位) 1 0 0 0 0 0 0 1 × 2


平成14年6月8日 流通経済大学グランド 2・3部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
東京都立大(3部1位) 5 2 2 0 1 9 1 20
工学院大(2部6位) 0 0 0 0 1 0 0 1
(7回コールド)

互角の戦いも予想されたこの対戦、第1戦は思わぬ展開で一方的な試合となった。

初回、東京都立大は主砲・若林の3点本塁打で早々に先制。その後も攻めて2点を加えた。 2回には白川の適時打等で2点、3回には板橋・白川の適時打で2点を加えて 序盤で大量リード。6回には相手の乱れに加えて5本の適時打も飛び出して 9点を加えた。攻撃陣は20安打7盗塁20得点、先発全員得点、先発全員打点と やりたい放題の攻撃だった。投げては原橋が左腕からの力ある直球と大きな変化球で好投。 7回を犠飛による1点に抑えた。

工学院大は頼みの野口がまったく球が走らず、9失点で3回途中KO。 まさかの展開でなすすべなかった。戦力面で苦しいのは仕方ないが、 多くの面で悪いところが出すぎた試合だった。

平成14年6月9日 流通経済大学グランド 2・3部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7
工学院大(2部6位) 1 0 0 0 0 0 0 1
東京都立大(3部1位) 2 2 1 3 0 0 × 8
(7回コールド)

(この試合の記事は東京理科大学・藤島由幸氏によるものです)

工学院大は相手投手の不安定な立ち上がりを攻め、2つの四球などで作ったチャンス から岡村の内野安打で先制する。尚も1死満塁だったが、後続が凡退し1点しか取れない。 2回にも1死1・3塁とするが、ここもスクイズ空振りで逸機。序盤に訪れた 数少ないチャンスをモノにできなかった。東京都立大は初回に逆転すると、その後も 着実に加点していく。4回には若林の適時打、大山の犠飛、白川の適時打で3点を奪う。 中軸がきっちりと仕事をして試合を決めた。

2部残留への執念を見せ必死にプレーしていた工学院大であるが、またしても打てなかった。 2回以降は、立ち直った相手先発の向江から点が取れなかった。今までチームを 支えてきた2人の投手が打ち込まれての敗北は、完全な力負けと言える。東京都立大は 2試合連続となるコールドで完勝し、4季ぶりの2部復帰を決めた。


平成14年6月16日 東京水産大学グランド 3・4部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東京外国語大(4部1位) 0 0 1 0 1 1 0 0 0 3
東京商船大(3部6位) 0 0 0 0 0 3 1 0 × 4

平成14年6月22日 東京水産大学グランド 3・4部入れ替え戦第2戦
1 2 3 4 5 6 7
東京商船大(3部6位) 0 9 2 0 0 0 0 11
東京外国語大(4部1位) 0 0 0 1 1 0 2 4
(7回コールド)

昨季の入れ替え戦と立場をかえての顔合せとなった今回の対戦、 第2戦は東京商船大が打力で相手をねじ伏せて3部残留を果たした。

東京商船大は2回、前田の四球後、福嶋・高野・福田・黒川が4連続長短打して3点。 さらに敵失を挟み、南・高野の2点適時2塁打も飛び出して大量9点を挙げた。 3回にも中村の適時3塁打等で2点を追加した。先発の秋島は4回に併殺崩れ、 5回に田村将の適時2塁打で反撃も受けたが大量点に守られて安心のできる投球。 6回からは、原が2点を返されながら6三振を奪う投球で逃げ切った。

東京外国語大はなんと言ってもエース・田村大が捕らえられた2回の9失点が痛い。 守備陣も1イニングで4失策が出て、守りきれなかった。5回から羽鳥が無失点、 中盤以降に打線も反撃しただけに2回の失点を少なく抑えられなかったのが悔やまれた。


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