平成18年 全国大学野球選手権
(東京新大学野球連盟代表)

代表校:創価大

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平成18年6月8日 神宮球場 2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪南大(近畿学生) 0 0 2 0 0 0 0 1 0 3
創価大(東京新大学) 0 0 0 4 0 3 1 0 × 8

平成18年6月10日 神宮球場 3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
創価大(東京新大学) 0 0 0 1 1 2 0 0 1 5
法政大(東京六大学) 0 1 2 0 0 0 0 0 0 3

創価大が快勝で東京六大学代表校に初勝利。2年連続のベスト4入りを決めた。

主導権を先に握ったのは法政大。2回に1死2塁から初戦の立役者・大澤の適時2塁打で先制。 3回には松原・大引の連続2塁打で1点加えて創価大・大塚豊を降ろし、敵失に乗じて1点追加。 3点のリードを奪った。対する創価大は3回まで法政大・小松の速球を打ちあぐんだが 4回に主砲・小早川の本塁打で1点を返すと5回には安打で出た遠藤が暴投で生還した。 そして試合のポイントとなったのが5回裏から6回表の攻防。創価大は2番手・勝又が 5回裏の法政大の3番からの攻撃を三振・一ゴ・三振とテンポよく抑えると6回表に法政大は 小松からエースの平野貴にスイッチ。簡単に2死となったが佐伯の3塁打のあと、 遠藤適時打、遠藤盗塁、田上適時打で一気の逆転。リードを奪った。

勝又は5〜7回をパーフェクトで抑える投球を見せていたが8回、大きなヤマ場を迎える。 1死から捕手・小早川の失策で振り逃げで走者を許す。この走者は小早川が牽制で刺したものの 秋本2塁打、大澤敬遠、和泉内野安打で2死満塁の危機。谷中の当たりは痛烈に右翼を襲うものの 右翼・田上の正面を突いて無失点。9回には創価大が田中の適時打で加点。 その裏法政大も意地を見せて1死1.3塁と攻めるも最後は主将・大引が三ゴロ併殺。 勝又は3回途中からの無失点リリーフ。最速141km/hの直球とコーナーへの変化球が冴えた。 創価大は未勝利、連盟としても昭和61年春の流通経済大の1勝しかなかった対東京六大学代表との 対戦で、貴重な勝利を挙げた。
(山口陽三筆)

平成18年6月12日 神宮球場 準決勝戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
青山学院大(東都) 0 0 0 2 4 1 0 0 2 9
創価大(東京新大学) 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2

大学選手権負け知らずの青山学院大が地力の差を見せた。

序盤押し気味だったのは創価大。3回まで毎回好機をつかみながら無得点。 対して青山学院大は3回まで9人で攻撃を終えるも4回、大崎・田仲の連続長打で先制。 さらに1死満塁から山川の二ゴロ併殺崩れで1点を追加した。5回には2死2塁から 田仲の適時打で追加点。ここから打線がつながり、横川2点適時打、楠城適時2塁打と たたみかけてこの回2死から4点。試合の大勢を決めた。 創価大は大学球界を代表する好投手・高市の前に思うように打線がつながらず。 8回に田中の本塁打で2点を返したが5安打2得点に抑えられた。 青山学院大は創価大以上に堅実でソツのない守備・走塁、そしてなにより大黒柱の 高市の存在が印象的であった。

結果的には残念な準決勝戦となったが、発展途上を感じさせるチームがベスト4という戦績を 残した事実に変わりはない。法政大戦での勝又の好投、小早川・田中の一発、 大会を通じて高打率を残した遠藤など、よい面もあっただろうと思う。 秋に向けてさらなるレベルアップを期待させる今大会となった。
(山口陽三筆)


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