平成9年 東京新大学野球連盟秋季入れ替え戦

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平成9年11月8日 東京都立大学グランド 1・2部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
杏林大(2部1位) 1 0 0 0 0 1 1 3 4 10
日大生物(1部6位) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

8勝1敗1分で2部を制した杏林大が、エース・川野邊の自身初完封となる好投で先勝し、 昭和62年の連盟加盟以来初の1部昇格に王手をかけた。
杏林は初回に村上貴の適時打で簡単に1点を先制。その後は杏林先発・川野邊、 日大先発・石井の好投で試合が膠着していたが、杏林は6回に山本正、7回に小玉の適時打で 1点ずつ追加し、石井は降板。川野辺が好投していた杏林に勝ちムードが漂ってきたが、 日大のリリーフ投手陣がこれに追い打ちをかけた。2番手・古川は福山の2点適時3塁打等で3失点、 3番手・坂爪は2死から5四死球等で4失点。終わってみれば10点の差がついて杏林が大勝した。 リーグ戦の好調さを入れ替え戦にそのまま持ち込んだ形となった杏林だが、 対する日大は投手陣が崩壊し、打線も川野邊の前に4安打零封。昭和62年春以来の、 22季ぶりとなる2部が目の前まで迫ったと言える。

平成9年11月9日 東京国際大学グランド 1・2部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
日大生物(1部6位) 0 0 0 0 1 0 0 1
杏林大(2部1位) 0 1 2 0 0 0
(7回コールド)

競り合いで迎えた終盤に、入れ替え戦に強い(?)ラッキーボーイ・山本貴の一振りで杏林大が勝負を決め、 連盟加盟以来初となる1部昇格を果たした。
杏林は2回に福山の犠飛で先制した後、3回には村上貴の適時2塁打と山本正の犠飛で2点を追加。 その後は日大先発・浜野と2番手・滝沢に無安打に抑えられていたが、リーグ戦で最優秀防御率を獲得した、 先発・新村が好投。第1戦に続いて迫力を欠く日大打線に対し、持ち前のコーナーをつく投球で、 本山の適時打による1点に抑える。そして迎えた7回裏、杏林は日大の2番手・滝沢をようやくとらえ、 敵失で1点を追加し、さらに2死満塁と攻めて3番手・石井を引きずり出す。 この石井から、この入れ替え戦で当たっている山本貴が中堅右へ劇的な満塁本塁打。 そして同時に7点差がつき、杏林のコールド勝ちが決定。杏林は新村の好投に応えた 山本貴の一振りでドラマ的決着で1部昇格を決めた。

この勝利で杏林大は、昭和62年の連盟加盟以来、何度となく挑戦した1部昇格を初めて果たした。 一方の日大生物資源科学部は昭和62年春の1部昇格以来、低迷しながら何度となく 2部転落の危機を免れてきたが、来季から22季ぶりに2部で戦うこととなる。


平成9年11月8日 東京都立大学グランド 2・3部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
東京都立大(3部1位) 2 0 0 0 0 0 0 2
駿河台大(2部6位) 0 4 0 4 0 0
(7回コールド)

9勝1敗と、圧倒的な強さで3部を制した都立大だったが、この日は先発投手市川の乱調で いいところなく敗れてしまった。
1回に青木の2点適時打で幸先よく先制した都立だったが、2回に都立先発・市川が 2死1.2塁から5連続四死球を与え、駿河台は無安打で逆転。さらに駿河台は4回に押し出し四球で 1点を加えた2死満塁でリーグ戦で不振だった野中に走者一掃の適時3塁打が出て、市川をKO。 結局このリードを、リーグ戦9試合に登板し、疲れも心配された駒木が安定した投球で守り、 7回コールド勝ち。5安打で9点を奪い、大勝した形となった駿河台だが、 対する都立はリーグ戦で5勝無敗だった市川が無惨なKO。打線も思ったほどつながらず、 4季ぶりの2部昇格がかなり難しくなってきた。

平成9年11月9日 東京国際大学グランド 2・3部入れ替え戦第1戦
1 2 3 4 5 6 7
駿河台大(2部6位) 6 1 0 11 0 0 0 18
東京都立大(3部1位) 0 0 2 3 0 0 0 5
(7回コールド)

第1戦のコールド勝ちのいい雰囲気をそのまま持ち込んだ駿河台大が、 攻守にいいところがない都立大にまたもコールド勝ちし、2連勝で2部残留を決めた。
第1戦で市川が四球で自滅した都立は、中村が先発。ところがこの中村が初回に四球から危機を招き、 中岡の2点適時打や小山の3点本塁打等で6失点。一方の駿河台先発・芳賀は悪くない立ち上がりを見せ、 大方の結果は見えたかと思われたが、3回に都立も無死満塁から奥原の適時2塁打で2点。 3部で大量得点をあげてきた都立打線が、芳賀をつかまえるかとも思われたがここは2点止まり。 そして4回表に決着はついた。駿河台は1四球をはさんで7安打を集め、打者一巡して7点をあげ、 なお無死。さらに小玉の適時2塁打や敵失でこの回打者16人を送る猛攻で11点。 この大量リードを芳賀-駒木のリレーで守り切った駿河台が大勝で2部残留を決めた。 駿河台は、伝統的な打線のつながりがリーグ戦では影を潜めていたがこの試合では見られ、 先発全員安打の15安打。不安視されていた投手陣も持ちこたえ、2連勝で2部残留を決めた。

駿河台大は、平成4年秋に3部優勝校として挑んだ入れ替え戦で国際基督教大に2連勝して以来の入れ替え戦を2連勝で飾り、 通算3度の入れ替え戦を6連勝。入れ替え戦における脅威的な強さを久しぶりに発揮し、 2部残留を決めた。一方の都立大はさいきん毎シーズンのように入れ替え戦に登場する 常連ではあるものの、今回は投手陣の崩壊に打線の不調も手伝って2連敗。 今春に続いて2季連続の3部優勝を飾りながら、今春の入れ替え戦に続いて2連敗を喫し、 2部復帰はまたもお預けとなってしまった。


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